編入を決めた理由

サッカー

前回、前々回のブログで、アメリカの学生における編入の考え方や編入の過程について書きました。

今回は、私がなぜ編入を決意したのか、その理由をお話しします。

まずは、編入前の大学と編入後の大学の簡単な紹介から!!

私が通っていた大学は、ケンタッキー州レキシントンの中心に位置するケンタッキー大学です。
ケンタッキー大学は、27000名以上の学生数を誇る名門の州立大学です。
ケンタッキー大学についてのブログも書いているので、興味があったらぜひ見てみてください!

そして、編入先の大学は、ニューヨーク州ロングアイランド島にあるロングアイランド大学です。
私立大学で、小規模のクラス構成にこだわっていて、立地的に生活水準が高く、富裕層が集まっているせいか、アメリカの大学の中でも最も美しく安全なキャンパスとして知られているとても良い大学です。
留学生は少なく、学生の約87%が州内出身です。
ロングアイランド大学についても、後日詳しくブログを書きます。

ニューヨーク州マンハッタン近くに位置する、ロングアイランド大学

次に、編入を決意した理由です。

  • さらに視野を広げたい

ケンタッキー州は、馬や牛などの家畜が有名な地域で、自然に囲まれています。
私が住んでいたレキシントンは、15分20分車を走らせば、どこにでもいけますが、ニューヨークやロサンゼルス、シカゴほど栄えてはいません。
そのため、海外からの旅行客も少ないです。一方で、ニューヨークは、世界中の誰もが知るアメリカの大都市です。
実は、ニューヨーク州は、マンハッタンがあるニューヨーク市を除くと自然がとても多い地域なんです。
私の大学が位置するのは、マンハッタンから少し離れたロングアイランドにありますが、経済がとても発達しており、新しい発見や新しい夢を見つけることができると思いました。
また自分が将来やりたいことに繋がる経験や機会の場が、たくさんあると感じました。
卒業後の人生を考えたとき、サッカーだけでなく、もっと視野を広げて色々なことに挑戦したいと思い、ニューヨークにある大学を選びました。
編入を決意した理由を4つ紹介していますが、これが最大の理由です。

  • 新しい文化に触れたい

ニューヨーク州は、世界中から移民がやってくるので、人種の多様性が際立っています。
そのため、ニューヨーク市のダウンタウンでは、本当にいろいろな言語が聞こえてきます。
世界各国からの留学生もたくさんいます。さらに、食べ物の種類も豊富で、日本食レストランもいたるところにあり、世界中の料理が食べられます。
アートや音楽のストリートパフォーマンスなども多く、街中にさまざまな文化、さまざまなエンターテインメントがあふれています。
ケンタッキー州だけにとどまるのではなく、さらに新しい文化に触れたい、新しい発見をしたいと思いました。
また、アメリカだけでなく、世界中の文化に触れることができるのが、NYの最大の魅力でした。

  • 大好きな監督に教わりたい

1年前、ケンタッキー大学で教わっていたコーチが、現在、ロングアイランド大学で監督をしています。
その監督は、自身が学生の頃サッカーをやっていて、その後は、名門スタンフォード大学の男子サッカー部のコーチをやっていた経験があり、とても優秀な監督です。
人としても素晴らしい方で、私が怪我をしたり、悩んだりしたとき、常に声をかけてくれて、何度も助けられました。
そんな監督にもっと教わりたいという思いを、ずっと抱いていました。
その監督が偶然にもロングアイランド大学の監督に就任したのです。

  • サッカーをもっと愉しみたい

ケンタッキー大学は、SEC(Southern East Conference)というリーグに所属しています。
SECには、女子サッカー界の強豪校が集まっています。
全米女子サッカーランキング、5位のサウスカロライナ大学(University of South Carolina)、10位のアラカンソー大学(University of Arkansas)、そのほかにもフロリダ大学(University of Florida)、ヴァンダービルト大学(Vanderbilt University)などのチームと戦います。
そのため、ケンタッキー大学は、なかなか良い成績をおさめることができません。
勝てない試合が続くよりも、もっと伸び伸びとサッカーがしたいと思い、編入を考え始めました。
米国内には、たくさんのリーグがあり、規模やチーム数もリーグによって異なります。
新しいリーグ、新しい環境での、スタートですが、色々なことに挑戦し、成長していきたいです。

家族、監督、先輩や友達に相談し、アドバイスをいただき、この選択をしました。

ケンタッキー大学で2年間を過ごし、最高のチームメイトや友達に出会うことができ、彼らと離れることにためらいもありました。
しかし、自分の人生のため、将来のために、編入をいう決断をしました。
初めての留学で、右も左もわからなかった私ですが、ケンタッキー大学で多くのことを学び、多くの人に支えられ、成長することができました。
ケンタッキー大学に通えたこと、ケンタッキー大学の学生だったことは、誇りでもあり、とても感謝しています。

今後は、ロングアイランド大学の学生として、新たな発見、さらなる成長をしていけたらいいなと思います。
これからも応援よろしくお願いします。

読んでいただき、ありがとうございました。