アメリカ留学の1番の理由

サッカー

今回は、アメリカ留学を決めた理由について書いていきます。

高校卒業後の進路選択は3つありました。
1つ目は、日本の大学に進学すること。
2つ目は、なでしこリーグのクラブチームにはいること。
そして3つ目は、アメリカの大学に進学すること。

高校2年、3年の時に、オープンキャンパスに何度か行き、日本の大学に進学することを考えていた時期もありました。
施設、教育システム、サッカー部の雰囲気、それぞれの大学にそれぞれの魅力がありました。
また、なでしこのクラブチームに声をかけていただき、練習に参加させていただいたこともありました。

しかし、私にとって、アメリカへの留学は一番魅力的で、一番輝いて見えました。

留学への思いを、学校の先生やチームの監督に告げると、みんながみんな賛成してくれたわけではなく、反対も含め色々な意見を聞くことができました。

なぜ、反対を押し切ってまで、アメリカ留学を決断したのか。

私は、幼い頃からサッカーを続けてきました。
幼い頃からの夢は、もちろんサッカー選手。
真剣に将来について考えていなければ、高校卒業してすぐに、なでしこリーグのクラブチームに入ることを選んでいたかもしれません。
しかし、私にとって、サッカー選手になるというのは通過点の目標であり、選手としての人生を終えた後の時間が大切だと思っていました。

人それぞれではありますが、サッカー選手の引退平均年齢は、26歳で、セカンドキャリアについて十分考えなければならない年齢です。
私にとって、なにも取り柄がないまま、サッカー選手になることは考えられませんでした。
頭の中で将来の自分を思い描くことができなかったからです。

大学という機関で、自分の将来を見つめ直すとともに、サッカーの技術向上に努めようと決めました。
また今の自分が、世界に出てどのくらいできるのか、挑戦したい気持ちもありました。

そして、日本でなくアメリカを選んだもうひとつの理由としては、日本という小さな社会にとどまるのではなく、世界へ視野を広げることで、ひとりの人間として、自立、成長することです。
他文化や多言語に触れることで、日本ではできないような多くの経験をすることができると考えました。

誰もが留学のチャンスを得られるわけではありません。
私の場合、たまたま、日本で開催されたトライアウトに参加し、たまたま、全額免除奨学金オファーを得ることができました。

しかし、どんな人間にも、必ずチャンスは訪れます。
そのチャンスに気付き、それを掴み、そしてものにすることができる人間は多くありません。

もし、あなたがチャンスだと決断や瞬間があったら、それを掴んでください。挑戦してください。
チャンスがあれば、乗り越えなければいけない試練もあります。
それを乗り越え、人は何倍も成長します。

後悔はありません。
まだアメリカに来て2年目になりますが、胸を張って言えます。
この道を選んで良かった、と。

読んでいただき、ありがとうございました。