『アメリカ人』って実際はどんな性格?

留学

今回のブログでは、アメリカ人の性格や特徴について紹介します。
皆さんも様々なイメージを持っていると思いますが、あくまでも私が実際にアメリカで生活し、感じたことを書いていきます。

アメリカは「人種のるつぼ」と言われているくらいですから、多くの人種が共存しています。
イギリス系やフランス系の白人、陸地続きで繋がっている南米の国々からの移民や出稼ぎの人々、アフリカ系、中国や韓国、フィリピンなどのアジア系の移民なども多いです。

  • 同じアメリカ人でも、話し方の違いがある

日本の25倍もの広大な地をもつアメリカですので、もちろん地域によって方言や話し方の違いもあります。
私は、大学1・2年生のときケンタッキー州にいましたが、現在はニューヨーク州で暮らしています。
ケンタッキー州で話されている英語は少し田舎っぽいようで、その中で生活していたため、私の英語も少し訛ってしまいました。
自分では全くわかりませんでしたが、ニューヨーク州で出会った友達が教えてくれました。

ニューヨークに住んでいる人々の話すスピードは、ケンタッキーに住む人々に比べてとても速いです。
初めてきた時は、次々出てくる単語に追いつけず、慣れるのに時間がかかりました。
またスピードが速いためか、強い口調に聞こえます。
怒っているわけでもなく、ただ話しているだけなのに、なぜかイライラしているように聞こえます。

  • フレンドリーな性格

『アメリカ人』と言っても100%とは言えませんが、みなさんの想像通り、とてもフレンドリーな性格な人が多いです。
初対面の相手に対しても話しかけてくれて、すぐに仲良くなれます。
話好きな人が多く、そしてなんと言っても表情がとても豊かです。

私が初めてアメリカに行った時、何もわからない地で、友達ができるか不安でしたが、学校が始まるとすぐにそんな不安はなくなり、あっという間にたくさんの友達ができました。
みんなとても優しく、私のつたない英語でも、聞き取って理解しようとしてくれました。
しかし、人種差別的なことは確かに存在していて特にアジア人は下に見られがちです(笑)。
実際なにか言われたとか、そういうことがあったわけではありませんが、「はい」と「いいえ」をはっきり言えない日本人の性格や、相手を尊重する謙虚さなどが、下に見られてしまう原因なのかなと思います。
そんな時は、サッカーや自分の特技などで実力を認めってもらったり、語学力を伸ばして対等に話せるように努力することが大切だと思います。
特に実力を認められると、ガラッと気持ちが変わるようです。

  • 自己主張が強い

誰もが解っているように、アメリカ人は日本人と比べて自己主張が強く、自分の意見や感じたことをストレートにはっきり言います。
また、個人主義であり、自分に対して大きな自信を持っています。
日本人は、自分に自信がない人が多いように感じますが、彼らは例えば服装に対してもどんな体系体型であろうと、肌を見せることに躊躇がありません。
相手への尊敬や謙虚な気持ちを大事にするばかりではなく、そんな気持ちを持ちながらも、自分に自信を持つことは大切だと思います。

また、アメリカの人々はよく話し合いをしています。
それはみんなとワイワイしている食事の時間でも、お酒を飲んでいる時でも、家族や親しい友人との間でも、意見が食い違えば討論が始まります。
小学校、中高学校の頃から討論しあうことに慣れており、授業内でも発言することが当たり前なので、口達者な人が多いのだと思います。

数日前何人かの友達と部屋でお酒を飲みながら楽しんでいました。
最初はゲームをしたり、歌ったり、楽しんでいましたが、いつしかアメリカの政治についての真剣な討論が始まりました。
ニューヨーク州出身の友達ばかりではなく、遠くの州から来ている人もおり、バックグラウンドはそれぞれ異なるため、みんな様々な意見を持っています。
アメリカでは、大統領選挙が長い期間行われていましたので、新しく始まったバイデン大統領による政治やコロナウイルス問題について意見を交えていました。
第三者として討論を聞いていましたが、まず政治・政略についての知識がとても高いことに驚きました。
日本の同世代の友達がこのような話をしているのは聞いたことがなかったので、愛国心が強いんだなと思いました。
多くのアメリカ人は家の前に国旗を揚げますし、殆どの学校では国歌を歌う事が当たり前です。
アメリカに来て驚きましたが、大学生の試合でも毎回キックオフ前へに国家を歌います。
討論は、それぞれが異なる意見を持っているため一つの結論へとまとまることはありませんでしたが、自分の意見を伝えながらも他人の意見を理解しようとしている姿にはとても感心し、見習うべきだと思いました。

もしも留学中に友達や現地の人から意見を求められたときは、自分の意見を持ち、しっかりと伝えること、相手の意見に耳を傾け、理解することを大事にしてみてください。

  • パーティー・お酒を飲むことが大好き

そして、アメリカ人と言えば、至るところでアルコールを手に、パーティーをしているイメージがありますね。
大学生は単位を取ることは簡単ではないので、多くの時間を勉強に費やしますが、そんな中でも遊ぶ時は思いっきり遊びます。
悩み事があっても、なんとかなるさという清々しい考えでポジティブな人が多く、楽しむときはとことん楽しむという考えを持っています。
パーティーもほぼ毎週末友達の家で開かれていますし、バーに行ってお酒を楽しむ人も多いようです。私はお酒は苦手ですぐに酔ってしまうので、極力避けていますが、友達に飲まされることもあります(笑)。なので、日本に帰国した際は、ウコン(お酒の前に飲むと良いらしい)をたくさん持ってアメリカに戻るようにしています。

  • 『実力主義』・日本との働き方の違い

アメリカが世界最大の経済大国と言われていますが、仕事に対して持っている考え方や働き方は、日本人と大きく異なります。アメリカ人はみんなが平等に報酬が得られるわけではなく、企業ではグループとしての貢献ではなく、個人としての貢献が求められます。
上司や社長に意見を述べることもできますし、給料や昇進なども自ら積極的に交渉を行うこともあります。

  • なによりも家族を大切にする

そして、アメリカ人は、仕事よりも家族を大切にしています。
家庭を持っている方は特に、勤務後の時間をとても大切にしており、残業などはほとんどせず、すぐに家に戻ります。日本ではよく見られる仕事帰りの飲み会などは、ほぼありません。

  • 上下関係がない

私も中高生の時特に厳しく指導されましたが、日本では「先輩・後輩」の上下関係がとても大切にされています。敬語を使い、相手によって言葉遣いを気をつける必要がありますし、家族や親しい仲ではない限り、呼び捨てで名前を呼ぶことはありません。
しかしアメリカでは、殆どの場合相手のファーストネーム(名前)を使い、敬語というものはそもそも存在しません。アメリカ社会では「平等」という考え方が強いため、部活にも上下関係はありません。

 

まだまだ紹介したいことはありますが、アメリカ人の性格や特徴をざっくりまとめるとこんな感じです。大体みなさんの予想通りだったのではないでしょうか。
彼らと生活をしていると、自分に足りないこと、自分に優れていることがはっきりと分かり、とても面白いです。

コロナが収束し、海外に行く機会がありましたら、その地の文化や食事を楽しむだけでなく、現地の方々の特徴や性格も感じてみてください。きっと新たな発見があるはずです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。