チャーター機で試合会場に!

サッカー

アメリカは国土が広いため、他の州に行くのにとても時間がかかります。
日本では新幹線を使って簡単に移動できますが、アメリカでの長距離移動手段は、車か飛行機の2択です。

大学スポーツは、BIG12、SEC、IvyLeagueなど地域ごとにリーグが分かれていて、異なる州にある大学が、ホーム・アンド・アウェー方式で試合をします。そのため、試合前日に移動し、コンディション調整のために前泊することもあります。そして、試合は週末だけでなく平日にもあるため、公欠という形でクラスに出席できないことも多いです。

試合時はチームで移動するため、バスを走らせるか、チャーター機という小さな飛行機で移動します。チャーター機は1時間半から3時間ほどで会場に着くことができるのでとても便利ですが、その分費用も高いため、遠くてもバスで行くことがあります。一度、12時間かけてバスで移動したことがあり、とても疲れた思い出があります。

寝ても寝ても到着せず、狭いバスの中でチームメイトと話したり、ゲームをしたりして、なんとか時間を潰しました。広大な敷地を持つアメリカなので、このようなことは当たり前にあるようです。

日本ではあまり馴染みのないチャーター機は、ここアメリカでは、よく使われる交通手段の一つです。チャーター機は、定期航空路線がない場合や、団体で貸し切るときに使われる、定員は30人ほどの小型機です。ケンタッキー大学ではチームで貸し切っていたため、航空券は必要なく、身分証明証の提示のみで搭乗できました。
チャーター機の場合、荷物は自分たちで詰め込み、地上から階段で搭乗します。

客室乗務員は、機内に一人だけですが、飲み物とスナックの提供もしてくれるので、快適に過ごすことができます。何回も乗っているため、もう慣れましたが、初めてチャーター機に乗った時は、とても怖かった記憶があります。機体が小さいので風の影響を受けやすく、機体が大きく揺れ、機械音もとても大きいのです。チャーター機で会場に向かうなんて、日本では考えられないことですが、シーズン中は、週に2回乗ることもあります。

アスリート学生は普通の留学生とは違うので大変なことも多いですが、日々貴重な経験ができ、その度に改めて留学経験の意味や素晴らしさを実感しています。

読んでいただき、ありがとうございました。