【フエ編①】ヘンテコなバスに揺られて。

旅行

ホイアンの旅を終え、次の行き先は『フエ』。
フエは、ベトナム最後の王朝「グエン朝」の都として栄えた古都です。

ホイアンからフエまでは、バスで3時間〜4時間ほどで行くことができます。
ホイアンで滞在していたホテルでバスを予約したのですが、詳細はあまり知らされず、不安でいっぱいでした。
どこに着くのか尋ねても、「フエに行くよ。」とだけ。
知りたいのは、フエのどこに着くかなのに(笑)。

値段は10万ドン(約550円)くらいでした。
最も一般的な方法がバスですが、タクシーで行く方もいるようです。
タクシーの運賃は、約130万ドン(約7000円)と割高なので、バスが圧倒的におすすめです。

そして出発日の朝、ホテルの前に迎えに来たのは一台のバイクでした。
私が持っていた小さめのキャリーケースを足元に挟み、私にヘルメットを被せて、バイクの後ろに乗ってと言われました。
どこに連れてかれるのだろうかと不安になりながらも、バイクの運転手さんにしっかりとしがみ付き、進むこと20分ほど。
バス停らしき場所に到着しました。

そこにはフエ行きのバスが停車しており、多くの方が乗り込んでいました。
中に進んでみると、初めて見る光景が広がっていました。
そのバスは「寝台バス」だったのです。
日本でも寝台バスや寝台列車はありますが、実際に使用したことはありませんでしたし、想像とはるかに違ったので、とても驚きました。

土足禁止になっており、乗車の際に靴を脱ぎました。
一つ一つの座席には小さな枕とブランケットがありましたが、あまり綺麗なものではありませんでした。
座席は下段、上段に別れており、上段に行くための簡易的な階段があります。
そして、バスの後方にはトイレが備え付けられていました。

定刻より20分ほど遅れで出発しました。
座り心地(寝心地?)は、可もなく不可もなく。
一つ問題があるとすれば、眠りにつこうとすると、バスのクラクションで起こされることです。
ベトナムは交通量が多いことで有名で、そのためクラクションも至る所から聞こえてきます。
眠たくても眠れない、睡魔と戦っていた学生時代の授業中を思い出しました。

うとうとしていると時間の経過も早く感じ、あっという間にフエに到着しました。
そして到着した場所は、奇跡的にも宿泊先から徒歩10分ほどのところでした。
無事に到着できて良かったです。

早速ホテルにチェックインを済ませ、街を散策しました。
フエ市内は「フォン川」という川を挟んで、旧市街と新市街に分かれています。
私のホテルがあったのは、新市街で、駅やホテル、レストランやバーなど新しく開発が進んでいるエリアのようで、とても生活しやすかったです。
橋を渡ると、昔ながらの穏やかな街並みが広がる旧市街。
古都フエの最大の見所である「グエン王朝(フエ王宮)」があります。

新市街と旧市街をつなぐ「チャンティエン橋」

川沿いを歩いていると、綺麗に整備された遊歩道を発見しました。
夜になると、ランニングや散歩、スケボーなどをする方が多くみられ、観光客だけでなく地元の方々の憩いの場となっているようです。
私もここで音楽を聴きながら、お散歩を楽しみました!

さまざまな色に変化するライトアップ

整備された遊歩道

そして、ホテルの前の大通りは、毎晩18時ごろからウォーキングストリートになり、とても賑わっていました。
バーや飲み屋さんがたくさん並んでいましたが、そんな場所に1人で行く勇気もなく、通り沿いにあった可愛らしいカフェでひと休みしていました(笑)。

多くの人で賑わうウォーキングストリート

こんな感じで、フエ観光初日を終えました。
ホイアンからのバスでの移動は、少しドキドキしましたが、寝台バスに乗れて良い経験になりました。

次回は、フエに訪れたらぜひ訪れたい観光スポットを紹介します。
読んでいただき、ありがとうございました。