【マラッカ編③】刑務所博物館に行って、鳥肌が止まらなかった話。

旅行

前回は、マラッカの観光スポット5選を紹介しました。
まだ見ていない方は、こちらからぜひ!

今回は、マラッカにある刑務所博物館(Melaka Prison Museum)の見どころを紹介します。
インターネットで「マラッカの観光地」と検索しても、なかなか出てこない刑務所博物館。
あまり知られていない穴場スポットのようです。

刑事制度の歴史に少し興味があって、足を運んでみることに。
この博物館は、実際に使われていた刑務所のため、囚人や刑務所職員の生活がどのようなものであったかを詳しく知ることができます。
このように実際に足を踏み入れることができる刑務所は世界でも数少ないので、とても貴重な経験でした。

博物館の入り口

最初に目にしたのは、マレーシア各地にある刑務所の写真です。
クアラルンプールの悪名高い「プドゥ刑務所」などの写真が壁に貼られており、プドゥ刑務所の設立日 である「1895年」を示す門の一部がこの博物館の後方に保存されており、見ることができます。

さらに進むと、実際に使われていた独房が、元の状態で保管されていました。
ひとつひとつの部屋はとても狭く、光が入るように作られた窓が高い位置にあります。
汚れた壁や囚人による落書きもありました。

独房がずらりと並んでいる

実際に使われていた独房。狭く、薄暗い部屋。

そして、最も興味深かった場所は、有罪判決を受けた囚人が収容され、処刑された場所です。
この場所は写真禁止のため、撮影することはできませんでしたが、同時に最大3人の囚人を絞首刑にすることができる絞首台や金属製の遺体安置台車などを見ることができます。
実際にここで処刑が行われていたことを考えると、鳥肌がたち、一気に寒気がしました。

また、木製の硬い杖が展示されており、罰としてむき出しの背中にむち打ちが行われていたようです。
彼らの背中にできた傷の写真も展示されており、むち打ちの刑がどれほど残酷なものだったかを思い知らされます。
出口付近には、囚人が作った工芸品が買える売店がありました。

実際に使われていた手錠や木製の杖などが、展示されている

身体や衣服を洗っていたバスタブ。

囚人が衣服を縫っていた場所

囚人が来客者と話す場所。ところどころにマネキンが置かれていて、終始びっくりしていました。

この博物館は、刑務所の受刑者の生活を学ぶことができ、とても興味深い場所でした。
残酷な写真や見るのに耐え難い場所もあるので、こころして訪れてみてください!
入場料は、RM3(約90円)でした。

次回は、マラッカから国境を超えて「シンガポール」へ!
読んでいただき、ありがとうございました。