【番外編②】最終日に盗まれました。

旅行

前回の続きです!
【番外編①】を見ていない方は、そちらもぜひ!

❸最終日に起こった悲劇

プーケットの観光を終え、日本に帰るためにバンコクに戻ってきました。
バンコクに着いたのは、午後2時ごろで、翌日の早朝の便で帰る予定でした。
最後にバンコクも観光したいと思い、主要エリアであるサイアム・チットロムエリアに行ってみました。

サイアムエリアは、BTSサイアム駅とBTSチットロム駅にまたがるエリアで、いつもたくさんの人で賑わっています。
デパートや巨大スパーマーケットが多くあるので、ショッピングを楽しみたい方や旅行終わりにお土産を買いたい方は、ぜひこのエリアに訪れてください!

当日は、クリスマスと年明けが近づいていることから、至る所でイベントが開かれており、年明けまでのカウントダウン時計が飾られた巨大クリスマスツリーが置かれ、いつも以上に盛り上がっていました。
田舎者の私は、高いビルが並ぶ都会の景色に見惚れていただけでなく、町中を照らすイルミネーションがとても綺麗で、感動していました。

巨大デパート『セントラル・ワールド』の前で開かれていたナイトマーケットで、夕食を済ませ、お土産を買うために、道路にかかっている歩道橋を歩いていました。
ちょうど日が沈む頃で、夕焼けの写真を夢中になって撮っていたことを覚えています。
スーパーでたくさんのお土産やお菓子をカゴに詰め、レジへ。
お金を払おうとしたら、お財布がどこを探しても見つかりません。

焦った私は、パニックになってカゴに詰めたものをほったらかして、通ってきた道をたどりました。
スーパーと巨大デパートを繋ぐ歩道橋、歩道橋へのエスカレーター、夕食をとったナイトマーケット。
どこを探しても見当たりませんでした。
お財布を盗まれてしまったのです。
持っていたトートバックが無謀にも全開だったので、写真に夢中になっている間にでも盗まれたのだと思います。
鈍感ですね、それにしても(笑)。

すると、一件のメールが。
そのメールには、カードの利用明細が書かれていました。
自分の知らない場所で、お金が使われている。。。
盗まれた自分が悪い、そう思いながらも、とても悲しい気持ちになりました。
急いでカード会社に連絡をしてカードの利用停止をしてもらいましたが、もうすでに12万円も使われていました。

お財布の中には、カード、一万円くらいの現金、免許証、保険証が入っていました。
全ての所持金を失ってしまい、お土産を買うこともできませんでしたし、翌日空港に行くお金もありません。
困り果てた私は、プーケットから一緒に戻ってきた友人に助けを借りることに。
空港への電車代をくれただけでなく、お土産を買えなかったのを知って、お土産代まで払ってくれました。
夜のバンコクの街をのんびり歩いて、他愛もない話をしていたら、いつのまにかお財布を盗まれたことを忘れていて、優しさに包まれて、とても温かい気持ちになっていました。

そして翌日、無事日本に帰国することができました。
保険証、免許証の申請をして、保険会社に連絡して、警察署で盗難届を出して。
お財布を盗まれたことによって、帰国後も大忙しでした。

お金を使われてしまったけれど、どこかの誰かにとっては最高の夜になったのだろうと考えると、前向きな気持ちになって、これも経験だなと思います。
バックを全開にしないこと、必要以上のお金を持ち歩かないこと、盗まれたら現地の警察署に行くこと(保険申請のための、被害届を出してもらう。日本の警察署だと出してもらえない可能性もある)。
この一件から多くのことを学びました。

胃腸炎から始まり、犬に噛まれ、旅行最終日にはお財布を盗まれる。
もう怖いものはないです(笑)。

読んでくださり、ありがとうございました。