【フエ編②】ベトナム最後の王朝が眠る古都で、歴史探訪の旅。

旅行

今回は、フエに来たらぜひ訪れてほしい観光スポットを紹介します。

まずは、フエの歴史から。
フエは、ベトナム最後の王朝「グエン朝」の都として栄えた場所です。
ベトナムには多くの世界遺産がありますが、一番最初に世界遺産に登録されたのがフエの王宮建造物群です。
フエは、清国(当時の中国)を宗主国としていたため、建造物を見てみると、中国の文化が大きいように思えますが、フランスの占領下にあった歴史もあることから、西洋風の建築物もあり、とても見応えがあります。
ベトナム戦争によって、多くの遺産が破壊されてしまったようですが、現在も残っている建造物から十分に歴史を感じることができます。

では、フエの観光スポット紹介します!

①グエン朝王宮

「グエン朝王宮」は、ベトナムで初めて世界遺産登録されたフエの建造物です。
グエン朝は1802年から1945年まで続いた王朝で、最初の王宮は1803年に建てられ、その後1833年現在の位置に移されました。
ベトナム戦争によって多くの建造物がダメージを受けましたが、その大部分は復元されており、広大な敷地内に中国様式の宮殿や庭園が整然と並んでいます。
夜になると正門の「午門(南側の門)」がライトアップされ、昼間とは違った一面を見ることができます。

王宮を取り囲む、星形城郭の城壁は「ガン門」と呼ばれており、グエン朝王宮同様見どころ満載です。
壁面には戦争の傷跡があり、歴史を感じられます。

王宮内を見学するためには、入場チケットが必要です。
午門前に受付が二箇所あり、15万VNDでチケットを購入できます。

②カイディン帝陵

カイディン帝陵は、フランス植民地時代に建設されました。
そのため、フランスと中国の文化や建築様式、またベトナムの伝統装飾が入り混じっています。
カイディン帝の人々は派手好きだったようで、カイディン帝陵は世界各国の高級素材を使用して作られているため、華やかな雰囲気を感じられます。

また踊り場には、カイディン帝の霊魂を守る兵馬の石像あり、中国の「兵馬俑」のようでした。
巨大な建築物や立ち並ぶ像に圧巻されました。

③トゥドゥック帝陵

トゥドゥック帝陵は、王族が非日常の余暇を過ごした離宮です。
グエン王朝で最長の在位期間を誇った第4代皇帝トゥドゥックの帝陵と言われています。
陵内にはトゥドゥック帝が自ら書き下ろした、フランスとの協定の経緯や自らの生涯、グエン朝の苦労などが書かれた石碑文があり、グエン朝の歴史を学ぶことができました。

④ミンマン帝陵

「ミンマン帝陵」は、グエン朝王宮と同様に世界遺産になっています。
フエ市街から15kmほど離れているので、タクシーやGrabで行くのがおすすめです。
ミンマン帝は西洋文化ではなく、儒教的思想を重視しており、中国の明や清の様式を参考に造られたと言われています。

⑤ドンバ市場

旧市街地の王宮近くにある「ドンバ市場」は、フエの中心部に位置しています。
食品や日用品、衣類など、なんでも売られているので、お土産探しにもぴったりの場所です。
敷地内には屋台もあるので、食事も楽しむことができます。

旅行はもちろん楽しいものであるけれど、知識や経験値を高められるような旅も素敵だなって思います。
ホイアンやフエの観光を機にベトナムの歴史を知る良い機会になりましたし、行ってみたい場所がもっと増えました。
大人になって勉強することは少なくなりましたが、これを機に、自分のペースで、自分の好きなことを勉強できる楽しさを知ってしまったので、勉強し続けたいなと思います。

次回は、フエからダナンへ!
読んでいただき、ありがとうございました。