シアトル生活 〜シアトル・サウンダース〜

サッカー

今回のブログでは、2年ほど振り返って、大学2年生の夏休みに体験したことを書いていきたいと思います。

大学2年次の夏休み、5月〜7月の3ヶ月間、夏に開催される女子サッカーリーグ、WPSLに参加しました(WPSLとは、夏休みに行われる女子サッカーリーグのこと)。
この年はSounders Women(シアトル・サウンダース)という全米一の強豪チームでプレーする機会をいただきました。

シアトルは、ワシントン州にあり、世界中の誰もが知る大都市で、海・湖・山など豊かな大自然が共存するとても美しい街です。

気候は、夏は涼しく、冬は緯度が高い割には、そこまで寒くなりません。
雨が多い街として有名で、私が滞在していた時も、1週間雨が降り続けたり、曇りのどんよりした天気が続きましたが、かといって降水量が多いわけではなく、小雨や短時間の雨が降る感じです。
私が滞在していた頃は、夏前の涼しい時期で、寒さが苦手な私は上着やブランケットが必須でした。

さらに、シアトルは、経済的にも非常に発達しており、IT産業の最先端ということも過言ではありません。
世界中の誰もが使うアマゾンや、世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社のマイクロソフトなどの本社があり、実際に見ることはできませんでしたが、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツの大邸宅も「すぐそこにありますよ」とファミリーホストの方が教えてくれました。
そのほかにも、アマゾンの創業者でありCEOでもあるジェフ・ベゾスやマイクロソフト社の元最高経営責任者スティーブ・バルマーなど、世界的に有名な起業家、投資家たちの大豪邸もあります。

さて、では、ここから私が在籍していたチームを紹介します!

Seattle Sounders(シアトル・サウンダース)は、サッカー好きの方なら聞いたことがあるかもしれませんが、MLS(米国の男子プロサッカーリーグ)に加盟する男子プロサッカーチームであり、Seattle Sounders Womenは、その組織の女子チームです。
アメリカのサッカー界の中で強豪と言われており、MLSで2016年に優勝しています。

シアトル・サウンダーズFCのロゴ。ロゴを見たらわかる方も多いのでは?

そんな組織の女子チームということもあり、毎年注目が集まっています。
NWSL(米国女子プロサッカーリーグ)の次のレベルに当たり、WPSL(米国女子プレミアサッカーリーグ)に加盟しています
アレックス・モーガンやミーガン・ラピーノ、ホープ・ソロなどの有名な選手が、かつてSeattle Sounders Womenでプレーしていました。

2018年には、WPSLで全米チャンピオンになりましたが、私が出場した、2019年は準決勝で負け、惜しくも優勝はできませんでしたが、ベスト4に入りました。

チームメートには、米国女子サッカー世代別代表の選手や、ジャマイカ代表としてワールドカップに出場している選手、また、名門大学ハーバードやスタンフォードの選手もいて、かなりハイレベルの中でサッカーができました。

ホームステイでの滞在費、航空券などの費用、ウェアも全てチームから支給していただきましたが、大きな組織(チーム)だからこそできる待遇だったと思います。

練習は週に3〜5回あり、練習場は男子チームも使う大きな施設で、トレーニングジムや室内練習場もあり、素晴らしい環境でトレーニングができました。
私がホームステイしていた場所からは20〜30分ほどかかりましたが、近くに住むチームメイトがいつも家まで迎えに来てくれて、車で一緒に通っていました。
WPSLの地域予選は、週に1〜2回あり、その日程によって、練習日や練習内容も変わります。
この年の全米大会はオクラハマ州で行われたため、チームで飛行機に乗り、ホテルに宿泊しました。
準々決勝と準決勝のあいだに1日だけ試合がない日が設けられていましたが、そのほかは連戦でした。

ちなみにオクラハマ州は、米国西部中部に位置する州で、夏場は州全体で38度以上を記録することもしばしばあるので、サッカーをするにはちょっと厳しい気候です。

夏の期間のみに集まるチームなので初めて会う選手がほとんどでしたが、この期間を通して仲良くなり、真夏の気候の中でも優勝をめざしてチームみんなで頑張りました。
チームメイトからは、サッカーだけでなく生活面でも、得るものや学ぶものがありました。

次回も、シアトル生活の続きをお伝えしたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。