ケンタッキー大学女子サッカー部

Team.WSOC vs BGSU.Photo by Elliott Hess | UK Athletics
サッカー

今回は、私が所属していたケンタッキー大学女子サッカー部について紹介します。
(前回は、ケンタッキー大学について書いたので、そちらも読んでいただけたら嬉しいです。)

まずはじめに、NCAAという組織について簡単に説明したいと思います。
NCAAとは、National Collegiate Athletic Associationという全米大学体育協会のことで、大学のスポーツクラブ間の連絡調整、管理など、様々な運営支援を行なっています。
大学運動協会としては、世界最高規模で、多くのスポーツの試合がテレビ中継されるほど人気があります。

NCAAの他には、NAIAという小規模の四年制大学のスポーツ協会と、NJCAAという二年制大学のスポーツ協会があります。

NCAAの中でも、ディビジョン(DIV)が3つに分かれており、ケンタッキー大学は、ディビジョン1(D1)という最高レベルの大学間競技に所属しています。

D1の大学は、より大きな予算、精巧で大規模な施設、そして最高レベルの試合が求められています。
ケンタッキー大学の女子サッカー部には、3000人以上を収容するスタジアムと天然芝の練習場、またロッカールームや治療室などが設備されています。

ケンタッキー大学は、SEC(Southeastern Conference)と呼ばれるアメリカ南東部に位置するカンファレンス(リーグ)に所属し、フロリダやテネシーなど強豪校と対戦します。

アメリカの大学のサッカーシーズンは日本と比べるととても短く、8月の下旬から11月までの3ヵ月しかありません。
公式戦は週に2試合(1試合の場合もある)行われ、全部で20試合程度です。
カンファレンスで上位になると全米大会に出場でき、多くのチームがそれを目標に頑張っています。
その他の期間は、トレーニングや練習試合などを徹底して行い、シーズンに向けて準備しています。

ケンタッキー大学女子サッカー部の部員数は、28名(2019年)で、全選手が切磋琢磨し、毎日のトレーニングに励んでいます。
もちろん、30-15 Fitness testと呼ばれる、スタミナを測るテストが定期的にあり、その結果は、メンバーを決める際の大きな決め手となることもあります。
その他にも、1マイル(1.6kmくらい)タイムトライアルや40m走などの計測もあり、コンディションや体重など、しっかり管理されています。

また、日本とアメリカの大きな違いは、ウェイトトレーニングです。
ダンベルやバーベルなどを使った本格的なトレーニングを高校生の頃から行う選手も多く、体つきは日本人と比になりません。
サッカーシーズンではない時期は、ウェイトトレーニングが主になってきます。

「university of kentucky athletic facilities」の画像検索結果

チームメートは、アメリカ人だけでなく、ドイツ、オランダ、アイスランドなど国籍は様々です。

下左から3番目

渡米して3年目に突入しようとしていますが、日々日本とアメリカの文化や環境の違いを発見することがとても楽しいです。

質問や書いてほしい記事の内容があったら、気軽に連絡ください。

読んでいただき、ありがとうございました。